The Religion News

[平成29年11月5日号]

黒住教第7代教主就任記念祝祭

「まることの世界」に実現を

 

 

「告諭」を述べる黒住宗道第七代教主=10月22日、岡山市北区神道山の黒住教本部大教殿

 今年、立教二百三年の黒住教は、去る九月十八日、第六代教主・黒住宗晴師の八十歳の誕生日を期して第七代教主・黒住宗道師への教主継承式を行い、その第一回祝祭が十月二十二日、岡山市北区の神道山にある教団本部の大教殿で開催された。当日は午前六時からの日拝式と引き続いての献饌式から始まり、記念植樹式に続いて午前十一時から祭典が執り行われた。なお、午後に予定されていた記念園遊会は台風接近のため中止された。

 本部代表の挨拶に続いて、頭を剃り上げた黒住宗晴第六代教主が挨拶に立ち、「新しい教主がお日様なら、私はお月様」と語り、会場を沸かせた。続けて、「これまでと同じように神道山にいて、朝の日拝から務めるが、座る位置が変わっただけ。普段は、皆様と一緒にお参りする喜びを感じている」と健在ぶりを示した。

 続いて、雅楽が奏でられる中、黒住宗道第七代教主を祭主に、祭典が厳粛に執り行われた。  祭主による告諭(御親教)に移り、黒住宗道第七代教主は「まることの世界」の実現を目指して、との言葉を冒頭に掲げ、次のように語った。

 平成二十六年、「まることの世界」の実現を目指す黒住教は立教二百年の佳節をつとめ終え、いま立教三世紀の歴史を刻んでいます。黒住教第七代教主を拝命するにあたり、「告諭」をもって本教の社会的使命を謳い、黒住教教徒・信徒のお道づれ各位に、〝元気陽々〟と開運の道を歩まれんことを呼び掛けるものです。

 尊崇する教祖黒住宗忠神は文化十一年十一月十一日(旧暦)の冬至の朝日を拝して「天命直授」という至福の宗教的神秘体験を経て、天地の親神たる天照大御神の生々発展の〝日の御徳〟を明らかにされました。両親への孝一筋に生き、孝深きがゆえの辛苦を孝により救われ、ついに天地の親神への孝を悟った御教えは、日本古来の神道の教えの大元と称えられてきました。森羅万象、全てを掛け替えのない神のはたらきと崇める八百萬神信仰は神道ならではの大らかな伝統ですが、人皆に本来内在する神性・霊性を「天照大御神の分心」と称して「人は皆、天照大御神の分心をいただく神の子」と明言された教えの神髄を信じ切って、わが心の神たるご分心の御開運を祈り、ご分心の座所であるわが心を養い育てるべく誠を尽くして生きることが、「人となるの道すなわち神となる道」である黒住教の生き方です。(中略)

 世代を超えて、国・民族を超えて、あらゆる違いを超えて、それぞれの持ち味を全て心の神の顕れと信じ活かそうとする姿勢は、・・・

 

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京都・一燈園で「秋の集い」

神渡良平氏が講演

 

挨拶する西田多戈止当番=10月21日、京都市山科区の一燈園

 京都市山科区にある一燈園で、恒例の「秋の集い」が十月二十一日に催され、作家の神渡良平氏が「天香さんと弟子たち」と題し講演した。

 冒頭の挨拶で西田多戈止当番は、核兵器の非合法化と廃絶を目指す国際NGOで、今年の核兵器禁止条約成立に貢献した「核兵器廃絶国際キャンペーン」(ICAN)がノーベル平和賞を受賞し、その一カ月後に、日本原水爆被害者団体協議会の木戸季市事務局長が一燈園も協力した五百十五万人の署名を国連に届けたことに触れ、北朝鮮が水爆を保有すれば、多くの国への核拡散につながると警告した。その上で、北朝鮮に核保有をやめさせるには、核兵器を保有している国連安保理の常任理事国が一致して責任を取るべきで、一方、日本人は北朝鮮の核攻撃を受ける覚悟をし、さらには朝鮮有事で発生する難民の引き受けまで考えないといけない、と述べた。

 全国光友会当番の瀧悌治氏の挨拶に続き、『私を変えたあの言葉』『はだしの聖者』『敗れざる者』など一燈園関係の著作も多い神渡氏が次のように講演した。

 学園紛争で荒れていた大学一年の時、西田天香の『懺悔の生活』を読んで、こんな生き方があるのかと感動した。

 高校二年の時、十年間病床に伏していたが、谷口雅春の『生命の実相』を読んで生き返り、高校に編入してきた同級生がいた。彼の勧めで同書を読み、谷口雅春の光明思想に引かれた。その中に「万物一切と和解せよ」という生長の家の核心的な言葉があり、和解が人生の難題を解くキーワードだと思った。しかし、どうすれば和解を得られるのかで苦しむ中、出会ったのが『懺悔の生活』だった。天香さんの言う下座の生活が人間関係のしがらみを溶かしていき、人と人、人と万物とが一つになると思った。

 北海道の開拓で挫折し、長浜に帰ってきた天香さんは、愛染堂での三日間の断食の後、赤ん坊の泣き声を聞き、その泣き声がやんだ後、平安な空気が伝わって来たのを感じ、乳を含ませる母と子との間に争いのない関係を見いだした。そんな生き方をしてみようと決意し、愛染堂を出た。

 長浜の金物屋で仕事を手伝うようになった天香さんの下座の生き方を見て、従業員はそれぞれの振る舞いを反省するようになり・・・

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