南洲神社は西郷隆盛を祀る神社で、本州にあるのはここだけ。明治元年、政府軍と戊辰戦争を戦い、降伏した庄内藩は、厳しい処分を覚悟していました。しかし、その処置は意外に寛大で、後にそれが西郷隆盛の指示によるものだと知った庄内藩士たちは、西郷を尊敬するようになります。藩主や中老の菅実秀(すげ・さねひで)をはじめ多くの藩士たち70余人が鹿児島を訪れ、西郷の教えを学びました。西南戦争で賊軍とされた西郷が明治22年の帝国憲法発布に伴う恩赦で名誉回復したのち、明治23年に「南洲翁遺訓」を刊行し、旧藩士らが全国を行脚し配布しました。そんなれきしから、西郷を尊敬する人たちにより昭和51年に酒田市に南洲神社が創建されました。境内には、西郷と菅の「徳の交わり」の銅像や「敬天愛人」の石碑があります。