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[2019年5月10日号 1面記事(2)]

靖国神社で春季例大祭を斎行

英霊に真摯な祈り捧ぐ

靖国例大祭

 東京都千代田区の靖国神社(山口建史宮司)で平成31年春季例大祭が4月21日の清祓から始まり23日の例大祭第2日祭までの3日間、遺族ら1200人が参列し斎行された。遺族らは真摯な祈りを英霊に捧げた。
 春季例大祭に合わせ、安倍晋三首相は21日、「内閣総理大臣 安倍晋三」の名で「真榊」と呼ばれる供物を奉納した。その他、今年の春季例大祭には、根本匠厚生労働相や大島理森衆院議長、伊達忠一参院議長もそれぞれ真榊を奉納し、我が国の英霊に敬意を表した。また、23日に超党派の国会議員約70名が靖国神社に参拝した。「みんなで靖国神社に参拝する国会議員の会」は、毎年、春と秋の例大祭と8月15日の「終戦の日」にあわせて、靖国神社に参拝している。会長を務める自民党の尾辻秀久元参議院副議長や国民民主党、希望の党、日本維新の会など衆参両院の国会議員が靖国神社の本殿に昇殿、参拝し、皇室からは彬子女王殿下、瑶子女王殿下が参拝された。
 春の空が晴れ渡り、暖かい日差しに恵まれた22日。当日祭靖国神社境内には国内外からの多くの参拝客が訪れていた。午後10時、大太鼓が静寂な境内に鳴り響く。拝殿で参列者が待つ中、宮司・神職が本殿所定の座に着く。国歌斉唱に続き本殿内陣のみ扉が開かれ海山の幸が供せられた。
 宮司は神前に進み祝詞を奏上、英霊に感謝の誠を捧げた。勅使の筑波和俊賞典と随員が御幣物を奉って参向、本殿所定の座に着く。宮司は御幣物を神前に奉奠。勅使は神前に進み御祭文を奏上。その後、勅使は玉串を奉って拝礼した。
 勅使・随員下向(写真)後、「鎮魂頌」「靖国神社の歌」が歌われた。次に宮司が玉串拝礼。宮司に続き特別参列者及び崇敬者総代が本殿に進み玉串を奉って拝礼した。続いて一般遺族崇敬者が昇殿参拝した。午後3時、御幣物が撤せられた後、宮司がみ扉を閉じ当日祭は滞りなく修められた。
 春季例大祭の期間中、境内では各流派家元による特別献華展やさくらそう展などの奉祝行事も繰り広げられた。能楽堂では各種奉納芸能が行われ、21日から23日にかけて日本舞踊、剣舞、居合術、古武道、仕舞、江戸芸、講談、浪曲、演奏、合唱、琉球舞踊、奇術などの日本古来の芸能等が奉納芸能として大勢の参拝者が見守る中、能楽堂で奉納された。
 靖国神社は明治2年に明治天皇の思し召しによって建てられた東京招魂社が始まりで、明治12年に「靖国神社」と改称されて今日に至っている。「靖国」という社号も明治天皇の命名によるもので、「祖国を平安にする」「平和な国家を建設する」という願いが込められている。
 御祭神として嘉永6年(1853)以降の明治維新、戊辰戦争、西南戦争、日清戦争、日露戦争、満洲事変、支那事変、第二次世界大戦などの国難に際して、国を守るために尊い生命を捧げた246万6千余柱の方々が身分や勲功、男女の別なく祖国に殉じた尊い神霊(靖国の大神)として祀られている。


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